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〔市民環境講座〕                                                  H25年度市民環境講座                                                                      
 


 3月25日、生涯学習センターで市主催の第5回市民環境講座が開催されました。今回の講座は、極端な気象現象や地球温暖化の仕組みなどについて、小学生高学年でも理解できるよう、基本的な事項を中心に、講師の方からお話をしていただき、その後、映画の上映が行われました。


 

 最初は、「温暖化すると気象災害は増えるのだろうか?」と題して、気象庁 気象研究所 気象研究室長や気象大学校教授を歴任された理学博士の山崎信雄さんから講演です。「世界の陸の気温の変化」、「現在までのCO2(温室効果ガス)量の変化」、「極端な気候現象」などについて分かりやすく解説がありました。

 

 

 20世紀後半の気温上昇は、多くの石炭や石油を使ったことによる人間活動が原因である可能性が非常に高く、また、100年後の台風の数としては、「台風の発生数は減るが、非常に強い台風の数は増える」とのことです。山崎さんからは最後に、「温暖化の原因をなくす対策とともに、今後は被害を減らす対策が非常に大切で、洪水対策として堤防を高くするなどして人間自らの対策が肝心である」と話されました。

 

 続いて、映画「地球にやさしい生活」(2009年:アメリカ)が上映。内容は、コリン一家のごみなし、車なし、電気なし、1年間新しいものは何も買わないという、地球環境に全く害を与えない生き方に挑戦した、小さくて壮大な家族の実験生活のドキュメンタリーです。主人公は、「とことんやらないと何が必要で何がいらないかがわからない。とにかく全部なしでやってみよう」ということで、ミミズを買ってきてケースに入れ、食材の切れ端などを与え堆肥を作ったり、ごみの原因となる包装が多いスーパーでの買い物をやめ、地産地消を目指し青空市場で食材を購入したりしました。


 


 参加した主婦の方からは、「異常気象などについて分かりやすく説明してくれて、とても勉強になりました。環境に害を与えない生き方をいろいろと実践した映画は、思いもかけないストーリーで楽しかったです」との声が寄せられました。


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