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〔市民環境講座〕                                                  H25年度市民環境講座                                                                      


  8月10日(日曜)、南流山センターで第2回市民環境講座「ペットボトルで風力発電機作りに挑戦!」が行われました。市民環境講座は、市が「温暖化防止ながれやま」に委託して実施している事業で、本年度第2回目です。今回は夏休み中ということもあり、小学4~6年生を対象にした親子講座として行われました。夏休みの自由研究にも役立つとあって、広報ながれやまに掲載されたその日のうちに定員に達し、当日は80人の親子が参加し、風力発電について学びました。

 まず工作を行う前に、「温暖化防止ながれやま」の平手彰さんから地球温暖化や風力発電について講演がありました。私たちの地球は、温暖化により南極などの氷が溶けて世界中で島が沈んだり、竜巻、豪雨、砂漠化などの異常気象が増えたりしていることや、地球温暖化は二酸化炭素の増加が主な原因であり、風力発電のように二酸化炭素を出さない環境にやさしいエネルギーが大事であることが話されました。

 30分ほどの講演が終わると、お待ちかねのミニ風力発電機の工作の時間です。まずは風力発電機のプロペラを作ります。子どもたちは自分の家から持ってきた500mlのペットボトルをはさみやカッターで切っていきます。羽根の長さ、切り方、角度などによって回り方は大きく変わるので、とても大事な作業です。切る作業が早めに終わった子どもはペンで自分の羽根に色を塗り、あざやかなプロペラを作っていました。

 プロペラ作りが終わった後は発電用のモーターを取りつけます。プロペラが回ることでモーターも回り、LEDランプが点灯する仕組みです。子どもたちはモーターにLEDランプをプラスとマイナスを間違えないように気をつけながら繋ぎます。そして尾翼を取りつけて土台用の水を入れたペットボトルに固定すれば立派なペットボトル風力発電機の完成です。


 子どもたちは完成した風力発電機を次々と扇風機の前に持っていくと、みんな勢いよくプロペラが回転し、子どもたちの顔に自然と笑顔があふれます。LEDランプが点灯するにはかなりの勢いで回る必要があるようで、なかなか点灯せずに苦戦している子どももいましたが、プロペラの形を変えたりねじって角度をつけたりすることで無事点灯していました。このプロペラは付け替えが可能なので、子どもたちは2個目のプロペラも作り、羽根の枚数や大きさなどを変えて回り方を比較していました。中には顔の大きさほどのとても大きいプロペラを作っている子どももいました。家に帰って様々なオリジナルプロペラを作って比較すれば、自由研究にも役立ちます。

 最後の子どもたちの感想発表では「すごくかんたんで面白い、楽しかった」「羽根の模様を描くのが楽しかった」「作るのはすこしむずかしいところもあったけど、ランプがついてよかった」など、それぞれが楽しく工作をして、風力発電について学べたようでした。

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