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〔市民環境講座〕                                                  H26年度市民環境講座  


                                                                       11月2日(日曜)、北部公民館で第4回市民環境講座「地産地消で環境にやさしい食生活を!」が行われました。市民環境講座は市が「温暖化防止ながれやま」に委託して実施している事業で、本年度第4回目の開催です。今回は地産地消をテーマとして、市内の畑でのサトイモ掘り体験、料理教室、環境講座など盛りだくさんの内容で行われました。当日は32人の親子が参加しました。

 
 まずは北部公民館近くにある市民農園の「井上農園」まで歩いて移動し、サトイモ掘り体験が行われました。畑には子どもの背丈ほどもある茎に大きな葉がついていて、「これがサトイモなの?」と子どもたちも興味津々の様子。参加者は4班に分かれて作業を始めます。茎をカマで切った後、土に埋まったサトイモをスコップで掘り出します。サトイモは大きい親芋の周りに子芋がたくさんくっついていて、「サトイモがこんなふうになっているなんて知らなかった」と参加者は驚いていました。サトイモを見つけて収穫すると子どもたちも自然と笑顔になり、たくさんのサトイモが収穫できました。


 畑から北部公民館に戻ると、料理教室が行われました。先ほどの畑で採れたサトイモを使った豚汁と、透明カップに酢飯や鮭などを入れたカップ寿司を作ります。講師は食育インストラクターの鈴木麻里さん。親子でエプロンに着替えて、サトイモ掘りと同じ班に分かれて調理をしました。豚汁づくりでは大根、人参、長ねぎなどを使いましたが、子どもたちは家庭科の授業で慣れているのか、猫の手のように手を丸くして上手に食材を切っていました。カップ寿司も鈴木先生に教えてもらいながらカップの中に鮭、チーズ、のりなどを盛りつけ、完成です。


 作り終えた料理を別の部屋に運び、昼食の時間です。各班に分かれて元気な「いただきます!」の声で食べ始めました。みんなで収穫して料理を作って食べると「美味しさもひとしお」と親御さん。カップ寿司はマヨネーズを和えた鮭やチーズなどが酢飯とうまくマッチしていて子どもたちに大人気でした。「井上農園」で採れたミニトマトも振る舞われ、料理を彩りました。


  食事を終えると「温暖化防止ながれやま」の古井さんを講師に地産地消のお話がありました。「外国産の食材は日本に運ぶまでの間にたくさんの燃料を使ってしまう。今日みたいに産地が近い国内の食材を食べると環境にやさしいんだよ」と話しました。小学6年生の参加者は「地産地消は学校で習っていたけど、地球にもやさしいことが今日わかった」とコメントしてくれました。そのほか、参加者からの感想として「サトイモ掘りが楽しかった」「みんなでつくった料理はおいしかった」「良い経験になった」などの声が挙がり、講座は終了となりました。
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