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〔市民環境講座〕                                                  H22年度市民環境講座                                                                      
  6月12日(土曜日)、江戸川大学サテライトセンターで市民環境講座が開催されました。今回の講座は「この美しい地球を引き継いでいくためには、もっと地球を知ろう」と、南極観測隊に女性記者として初めて同行された、朝日新聞社の中山由美記者を迎え越冬体験の特別講演と、明日のまちづくりに向けた研究発表や「ストップ温暖化!ながれやま20⇒20(にこにこ)プラン」の取り組み発表がされました。



 中山記者の特別講演は、1年4か月間にわたり越冬隊員に同行し、マイナス60度の極寒での暮らしや、片道1,000キロメートルもあるドームふじ観測所まで雪上車で1か月かけて移動し観測する体験など、多くの写真やビデオ映像から数々の苦楽の体験話が紹介されました。第51次南極観測隊に再度同行して、今春帰国され多忙のなかでの出演です。細身の一女性から想像もできない突進力・忍耐力そして研究熱心さ、反面優しさのある中山記者の話に、参加者は驚いた様子で聴き入っていました。



 続いて、江戸川大学の伊藤勝教授から「流山の熱環境調査と低炭素まちづくり」について研究発表がされました。伊藤教授は、流山市の進める「グリーンチェーン戦略」の効果測定のための温度定点観測を平成18年夏より取り組み、都市化に伴うヒートアイランド化の対応について研究をされています。また、住民主体で「ライフスタイルが定量的に表現できないか」の研究もされており、夏季での家庭の電力消費と外気温との関係に電力消費性向事例式を示されました。この研究により、低炭素型まちづくりの視点の学術成果が期待されます。



 次に、今年度から実施されている流山市地球温暖化対策実行計画「ストップ温暖化!20⇒20(にこにこ)プラン」の取り組みについて宇仁菅環境部長から説明がありました。CO2排出量を平成32年までに20%削減を目標とする語呂に合わせて、市民や事業者の皆さんの実践行動を通して、楽しみながら、家計や経費軽減が、最終的にみんなが「にこにこ」になるようにと、分かりやすく説明されました。なお、CO2が自動で計算される環境家計簿や平成22年夏・省エネコンテストについて市のホームページに掲載されていますので、ぜひ活用してみてください。問い合わせは環境政策課(電話:04-7150-6083)まで


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