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〔市民環境講座〕 H24年度市民環境講座
7月28日、生涯学習センターで「夏休み親子エコ体験教室と工作」が行われ、37組の親子が人力発電や太陽光発電のオルゴール作りを体験しました。これは市がNPO温暖化防止ながれやま(平手彰代表)に委託して行っている「市民環境講座」の本年度第2回目のものです。 通常は一般市民を対象に、節電や太陽光発電、緑のカーテンなど、環境やエネルギーをテーマに行われ毎回好評の市民環境講座。今回は夏休み中ということもあり、小学4~6年生を対象にした親子講座として行われました。夏休みの自由研究にも役立つとあって、広報で掲載されると1週間もたたずに定員に達しました。 最初に行われたのは「白くまさんとワットのお話し」。応援で参加してくださったNPOストップ地球温暖化千葉推進会議の佐藤さんは、地球温暖化、白クマの減少、節電の関係を分かりやすく説明。アイロンは1,000ワット、ドライヤーも1,000ワット、普段気にせずに使っている電化製品が意外と大きな電力を使っていることの説明や、衛星写真で宇宙から見た夜の日本が電気で金色に光っているスライドが映し出されると、子どもたちからは驚きの声が上がりました。 DVD「地球SOS」は、タイムマシンで未来の地球を見に行くアニメです。50年後の世界では気温が上昇してしまい、暑くて外にはいられずエアコンをどんどん使うことでさらに温暖化が進んでしまう悪循環の世界が。100年後には、温暖化による海面上昇で、東京・千葉などが沈んで小さくなってしまった姿が映し出されました。流山も海になってしまっている地図には子どもたちも食い入るように見入っていました。 3班に分かれての体験では、まず2台の自転車型の発電機を使った発電体験。一生懸命子どもたちがペダルを手でこぎますが、なかなか電球が光りません。一生懸命こぎ続けると電球に光が灯り「20ワットくらいかな?」や「27ワット!」などとスタッフから声がかかります。「電球一個でも発電するのって大変なのね~」と親御さんも子どもたちを応援です。 このほかにも、小型のエンジンを使って排気ガスを出し、二酸化炭素の濃度を測る実験や、太陽光パネルを使った発電でプロペラを回したり、ラジオを鳴らしたりする実験も見学しました。また、会場近くには直径1メートルほどの風船が。これは1キログラム分の二酸化炭素の気体での量で、私たちは毎日5個分の二酸化炭素を出しているそうです。 最後はお待ちかねの工作です。スタッフが用意したキットを使って、太陽電池オルゴールを作ります。親御さんと一緒になってハンダごてを使っての工作は、初めてハンダごてを使った子も多かったようで、スタッフや親御さんに「どうやるの~?」「くっつかない~」という声があちこちから上がりながらも楽しそうに取り組んでいました。 できあがったオルゴールを窓際に持って行って陽にあてると、音楽が鳴ったり、LEDライトが点いたりして子どもたちから歓声が上がります。元校長先生でもあるスタッフの難波さんは「夏休みの理科の宿題や工作の作品展に使うには、ここからもう一工夫必要です。太陽光発電で作った電気をどう使うようにするか、他に今日知ったこととどんなふうにつなげるかを工夫してみてください」と話していました。なお、この日はJCNコアラ葛飾も取材に訪れ、当日の様子はデイリーニュースで放映されたほか、BBコアラでも配信しています。 NPO温暖化防止ながれやまの新田修さんは「今日の講座は、少しでも子どもたちに地球温暖化や、エネルギーに関して考えてもらいたいと思い企画しました。子どもたちが楽しみながら環境に関する「気付き」を持ってくれると同時に、親御さんも一緒に考えてくれる環境ができるといいですね。私たちは、主に自治会や団体などに出前講座も行っていますが、依頼があれば、小中学校などにも行きたいですね」と話してくださいました。 「出前講座」は、今回のような参加者に来場していただく「市民環境講座」と異なり、自治会や団体に同会員が出向いて身近な環境問題について分かりやすく解説するもので、利用者からも身近で面白い話から温暖化防止などのためになる話が聴けると好評です。特に昨年の震災以降、節電やエネルギーなどの問題への関心は高くなっているそうです。出前講座に関しては、市環境政策課(電話04-7150-6083)へお問い合わせください。 |
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