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〔市民環境講座〕                                                  H24年度市民環境講座                                                                      


 

 2月17日(日曜日)、生涯学習センターで流山市主催・第5回市民環境講座が開催され、子どもから大人まで138人の市民の方が参加しました。講座では、気象予報士の講演と映画「デイ・アフター・トゥモロー」の上映が行われました。 最初に、日本気象予報士会千葉支部所属の気象予報士・根本由紀子さんから、「異常気象と防災の知識」と題して講演していただきました。「地球温暖化のしくみ」、「温室効果ガスの果たす役割」や「ヒートアイランド現象」などについて、分かりやすい解説がありました。中でも特に、局地的大雨や集中豪雨から身を守るための3原則について、力説されていました。




 その3原則は、1.「想定にとらわれない」、2.「いかなる状況下においてもベストを尽くす」、3.「率先避難者になる」というものです。「相手は自然であり、予期しないことが起こります。過去の事例にとらわれず、あえてハザードマップを信じないで高台に避難することが肝要です。」とのアドバイス。 また、「自分は大丈夫、と思わないで自ら逃げる行動が他の人々を助けることにもつながります。人間は他人の行動を察知し瞬時に判断する能力が長けていることから、率先して避難することが、沢山の人が避難する行動の和につながるのです。」とも話されました


 続いて、映画「デイ・アフター・トゥモロー」(2004年・米国)が上映されました。地球温暖化の影響によって突然訪れた氷河期に、混乱しパニックに陥る人々を現実味をもって描いた映画です。異常気象がもたらした巨大な竜巻や津波、なだれのように降るひょうなどの大規模自然災害が壮大なスケールで映像化されており、約2時間余りの上映中、目が離せないものでした。



 家族で参加してくださった主婦の方からは、「災害時の率先避難行動が周りの人々をも助けることにつながる、ということを分かりやすく説明してもらい、とても勉強になりました。また、異常気象関係の講演を聞いた後でのディ・アフター・トゥモローの映画鑑賞は、自らが災害に遭遇しているような気持ちになり、リアリティがありました。」と話してくれました。


 参加された方にはおみやげに、果物をかたどった竹炭エコグッズが配られました。親子で来てくれた小学生の男の子はスタッフに駆け寄り、「かわいいおみやげをありがとう。」と嬉しそうでした。環境を意識するきっかけになってくれたらいいですね。

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