平成29年7月22日(土曜日)、第2回市民環境講座「夏休み親子エコツアー」が行われました。市民環境講座は、市が温暖化防止ながれやまに委託している事業で、本年度で2回目。今回は国立環境研究所と産業技術総合研究所を公開日に合わせ、バスを貸し切って見学しました。

　
午前中に見学した産業技術総合研究所は、2,000人を超える研究員が働いている国内最大級の研究機関です。メタンハイドレードや人口光合成といった研究成果についても公開している施設「サイエンススクエア・つくば」などを見学することができます。今回の公開日では研究員の方に研究内容などを説明していただきつつ、見学することができました。ステンレス板とハイビスカスのお茶で太陽電池を作る体験コーナーに挑戦したお子さんは、「本当にこれで動くの?」と不思議そうでしたが、実際に自作の太陽電池でオルゴールを鳴らすことに成功すると、「本当に鳴った!」と感動している様子でした。

　午後に見学した国立環境研究所は、地球温暖化や廃棄物といった幅広い環境研究に取り組む研究所です。一般の方に環境問題について関心を持ってもらうため、年に2回施設を公開し、普段行っている研究所の活動について紹介を行っています。普段は入れない研究所内で、山や海で二酸化炭素を測定している機器の展示や、実際に電化製品を自転車発電で動かしてみる体験コーナーなど、環境についてさまざまな視点から学ぶことができました。実際に自転車で発電してみたお子さんは、「電気を点灯させるのは簡単だったけど、テレビは動かせなかった」と感想を話してくれました。